ケープタウンで3歳の男の子がビルから飛び降りた。男の子が飛び降りた理由は『親の口論が辛くて逃げ場を求めたから』らしい。

2月5日土曜日の朝6時45分、9階から3階下にあるプールサイドに男の子が頭から転落した。救急隊が駆けつけたとき、男の子は虫の息だったがしばらくして死亡が確認された。

目撃者によると転落したとき、両親は家の中にはいなかったそうだ。男の子の家族が住むアパートの住人は、事故が起こる前に子供の泣き叫んでいる声が10分ほど続いていたのを聞いている。その後何かが窓の外をチラッと通り過ぎ、大きな音がした。住人はルームメイトを起こしてセキュリティ担当者を呼び、救急車が到着するのを待った。

その後ルームメイトは女性が急いでビルの中へと入って行くのを見て「子供が窓から転落した」ことを伝えると、『わたしの子供だわ！』と叫びだした。父親のほうは事故当時家にはおらず、近所の人が父親に電話をかけて事故を伝えた。

男の子が飛び降りた理由は不明だが、ラジオでは夫婦喧嘩が絶えない家にいた男の子が、親のいない間に逃げ場を求めて窓から脱出したのではないかと伝えている。事故当時男の子は保育所へ行くような服を着ていたそうだ。

警察は男の子の母親（30）と父親（34）を逮捕した。アパートの住人によると母親は妊娠していたようだという。

3歳で、しかも自分の意志で窓から飛び降りたいと思うような家族関係というのはなんともやりきれない。
（TechinsightJapan編集部　近藤仁美）