AKB48と同じく秋元康がプロデュースしたのがSDN48だ。徐々に人気が上昇してはいるがまだまだAKB人気には及ばないのが現状である。
そのSDN48メンバーがテレビ番組で想像を絶する営業の実態を明かした。
SDN48とAKB48の違いを大まかに表現するならば『年齢が20歳以上で秋葉原のAKB48劇場で毎土曜日の夜に公演を行う』ということになるだろうか。
年齢が20歳以上というカラーを活かしてAKBに比べてセクシーなパフォーマンスを特徴としている。
当初は基本として土曜日の夜(SaturDay Night)に公演したことからSDNの名前がついた。現在では人気が出てきて土曜日以外にも公演するようだ。
メンバーはAKBの卒業生もいれば初めからSDNへ入った者もいる。2月17日放送の「ダウンタウンDX」にはAKB出身ではない3人、芹那、近藤さや香、相川友希が出演した。
彼女達が明かした競馬場でのイベントの話はMCのダウンタウンも憤ったほどの内容だったのだ。
SDN48がJRA東京競馬場(府中)で昨年10月11日に行われた「ヘビーローテーション・全国握手会イベント」でのAKB48ネ申(ねもうす)テレビの企画に参加した。
AKB48のパフォーマンスがひととおり終わるとSDN48の登場する場面となった。
ところがその内容は「SDNメンバーが馬の代わりに走らされて、それをAKBが予想していました」と彼女らは苦笑しながら話したのである。
しかも「480m走ってください」と指示され、まさに馬並みの扱いだった。記者は学生の頃スウェーデンリレーで400m走った経験があるが480mなんて、思いつきで走れる距離ではないのだ。
しかし、転びながら助け合いながら彼女達は走破して会場を盛り上げたのだった。優勝して商品「焼肉食べ放題券」を手にしたのは小原春香だったようだ。
さらにSDNの試練は続く。握手会では握手するのは当然ながらAKBでありSDNの面々はそのお世話をするのだ。近藤さや香が「握手会に並ぶファンの方たちの手の消毒係をしました」と言うと、スプレーを『シュッシュッ』とする仕草をしてみせた。
「そんなことまでするの!?」とダウンタウンや共演者らもそれを聞いて唖然とした。
AKB48の中でも握手会でファンが並ぶ数に大きな開きがあるなど、シビアな世界が繰り広げられる。
テレビ出演なども人気メンバーに集中することから『格差社会』と例えるメンバーもいるが、SDNのメンバーが感じている格差感はその比ではないのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)