富士ゼロックスは、iPhone、iPadに保存している写真や文書を全国のセブン-イレブン店舗の「マルチコピー機」からプリントできるアプリ「netprint」の機能を強化したバージョン2.0を2011年2月16日から提供開始する。

前バージョンでは、「netprint」の画面を起動してiPhoneに保存した写真やWebページのURLをプリント登録するか、受信したメールや添付ファイルをネットプリントセンターへメール転送してプリント登録するかの2通りに、プリントの手段が限定されていた。

バージョン2.0では、「Evernote」や「GoodReader」などからアクションボタンで「netprint」の画面を起動し、そのアプリで閲覧・保存している文書や画像を手軽にプリントできるようになった。

他アプリとの連携がスムーズになることで活用の幅が大きく広がる。

iPhone、iPad上でDocuWorks文書を閲覧できるアプリ「DocuWorks Viewer Light for iPhone/iPad」を合わせてインストールすることにより、iPhone、iPadに保存されたDocuWorks文書をプリントできる。

iPhone、iPadで外出先に持ち出した資料を必要な時にプリントするなど、ビジネスシーンでの活用も広がる。

写真プリントをより手軽に楽しめるよう、「netprint」のトップ画面に「写真かんたんプリント」のメニューが追加された。

カメラロールや写真アルバムで選択した写真を「予約ボタン」ひとつでプリント登録することができる。

ネットプリントセンターに文書や画像がアップロードされるまでの待ち時間を短縮するため、アプリの処理速度の向上が図られた。

また、ファイルアップロード中でも他のアプリを操作できる「バックグラウンド処理」により、ファイルのアップロード中のストレスを軽減する。

新バージョンによって、プリントの操作性が向上し、いつでもどこでも写真や文書の印刷ができるようになり、ビジネスやホビーにおける利便性が増したと言えるだろう。
（TechinsightJapan編集部　真田裕一）