飛んできたのはボールではなく、ブーイングの声だった。今週、バスケットボールの試合を観戦しに来ていたジャスティン・ビーバーに、会場でブーイングが浴びせられる一幕があった。熱烈な支持を得るジャスティンも、常に歓迎されるというわけではないようだ。
ジャスティンにブーイングが浴びせられたのは、水曜日の夜に行われたニューヨーク・ニックスとダラス・マーベリックスの試合でのこと。マディソン・スクエア・ガーデンで行われたバスケットボールの試合を観戦しに、彼は同会場を訪れていた。
ところが問題が起きたのは、試合会場の大型スクリーンに彼の様子が映し出された時である。ジャスティンが会場に来ていると会場のアナウンサーが告げると同時に、カメラが彼をアップで映し出すと、会場にいる観客からはブーイングの声があがった。
この歓迎されない声に対して「16歳」のジャスティンは、「大人の対応」を見せている。彼はにっこりスマイルで返すと、隣の席で観戦していたアイスホッケー選手のヘンリック・ルンドクヴィストと会話をしながら、気にしない様子を見せた。
しかし、多くの10代女性ファンを持つジャスティン。会場で飛んできたのはブーイングだけというわけでもなかった。
「男性陣からはブーイングが! 女性陣からは黄色い声が!」
と言う試合アナウンサーの解説通り、ジャスティンの姿を見て涙する女性ファンの姿が大型スクリーンに映し出されるという場面も。この女性ファンは近くにジャスティンがいたことが信じられず、感激のあまり泣いてしまったようだ。
寒い冬のニューヨークにあっても、ファン達の歓声は熱い。そんなジャスティンは、音楽だけでなく俳優としても活動の幅を広げつつある。彼のこれまでの人生を描いたドキュメンタリー「Never Say Never」も、今月の11日に公開される予定だ。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)