韓国で歌手、俳優として活躍したメンバーも含む韓流風イケメンユニット「無限男子」がシングルデビューした。発売日にテレビ番組に出演した彼らは、KARAと事務所との契約問題について韓国出身俳優の視点からコメントしてくれた。
「無限男子」はNHKドラマ「祝女」の中で登場するK-POPグループだが、人気が出たことからついにリアルデビューを果たしたのだ。
メンバーはリーダーのパンサー(コン・テユ)、お笑い担当のドラゴン(イ・テガン)、年下だけどしっかり者のポセイドン(太田基裕)の3人でメンバーのうち2人は韓国出身である。
その「無限男子」がデビューシングル「Infinity Love/恋愛年齢∞無限大」の発売日でもある2月16日に、テレビ「DON!」に出演した。
この日、スタジオでK-POPグループKARAと事務所との契約問題の話題に触れた時のことだ。コメントを求められたドラゴン(イ・テガン)は韓国の芸能界について実情を語ったのである。
「韓国は日本とシステムが違う」と彼は話した。例えば韓国ではデビュー前のレッスン代なども事務所持ちでタレントは払う必要が無い。デビュー後には車や家を全部無料で提供してくれるというのだ。
彼は「新人の頃から事務所が全て面倒見てくれる」のが韓国流だと続ける。だがその為に事務所もかなりの金額を出すことになるのだ。彼は「それを取り戻すまでの会社とメンバーのバランスが結構難しい」と言うのである。
深刻な問題だけにドラゴンも慎重に発言したが、要するに『事務所としても初期費用の回収分も含めて現在の給料を決めている』との見方もできるということだろう。
最後に彼らは「やっぱり5人そろってKARAだから早く活動再開して欲しい」と語っていた。
KARAの件ではKARA側と事務所側の情報は伝わるが、韓国芸能界を知る第三者の声としてドラゴンの語ったことは貴重な内容だろう。複雑な問題に対して敢えてそこまでコメントした彼の勇気に敬意を表したい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)