低音でメロウな美声を武器に、ホームレスから見事DJの職に返り咲き、CMのナレーターも務めるなど、今や世界中の人々が注目しているオハイオ州コロンバス在住のテッド・ウィリアムズさん(53)。彼の話題が最近ピタッと消えていたが、噂通りリハビリ施設に入っていたようだ。
9人の子を扶養しなければならない父テッドさんが、DJの仕事もそこそこに路上生活者になってしまったのは、お酒とクスリに溺れたから。仕事も家庭も、そして人生も捨てたような男である。
だが彼は路上生活においても、「私には神から与えられたゴールデン・ヴォイスという武器があります」と売り込み、YouTubeで突然の大ブレークを見せ、地元ラジオ局に出演。彼のドキュメンタリー番組も制作され、清潔なイメージを大事にする食品会社のKRAFT社までが彼をCMナレーターに起用、まさに人生セカンド・チャンスの到来であった。
しかし最近テッドさんの話題がピタッと途絶えてしまった。彼は今月上旬、精神科医による悩み相談番組『Dr.フィル・ショー』に出演した際、同伴した娘ジェイニーさんがテッドさんのひどいアル中ぶりを暴露、リハビリ入りを強く説得されていた。
ついに長年の悪癖を克服しようと決意したのであろう、彼はその後テキサス州にある「Origins Recovery Center」というリハビリ施設に入所したそうだ。アルコールおよびドラッグ依存症の治療で、しかし彼の滞在は2週間足らずというから少し短い気もするが、この後にも仕事が多数入っているのであろう。
このようなテッドさんに対し、「このままメディアに顔を出し続けるなら、ガタガタの歯並びを治してもらった方がいい」という声まで聞かれるようになった。だがその治療費は高過ぎる。リハビリを出所したらナレーターやDJとしてタップリ稼ぐ。歯医者へはそれからだ。
画像:YouTube
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)