映画、ドラマと活躍するイケメン俳優の田中圭(26)が、芸能界に入った意外なキッカケを明かした。
「美咲ナンバーワン!!」(日テレ)、「外交官・黒田康作」(フジテレビ)と1月スタートした人気ドラマ2本に出演するなど、今年も田中圭の活躍は加速しそうだ。
1月24日のテレビ「笑っていいとも!」でテレフォンショッキングのゲストとして登場した彼は『本来、バスケットボールの選手になりたかった』ことを明かした。
田中圭が芸能界と初めて関わりを持ったのは、映画「死者の学園祭」で主演する深田恭子の相手役を決める「21世紀ムービースターオーディション」だった。
ところがこの時中学3年生だった田中圭はまったく芸能界には関心が無く、母親が勝手に応募していたのだ。バスケットボールに明け暮れていた彼は将来もバスケの道に進もうと考えていたのである。
母親が『圭っ!』と興奮して彼の元にやって来た時、初めてそのオーディションの件を聞かされたのである。しかも母はその時彼に、書類審査に通ったからとオーディション会場へ行くようにいきなり持ちかけたのだ。
田中圭にとっては迷惑な話で、当然断った。しかし母は「5千円あげるから行くだけ行きなさい」と説得してきたのだ。当時の中学3年生にとってその金額は無視できないものだった。彼はオーディションへと向かったのである。
オーディションは予想以上に本格的で「ダンスやアドリブで芝居したり、台本を渡されて読んだりした」と彼は当時を思い出した。直前まで興味が無かった彼だったが最終選考の10名に残ったのだ。結果は残念ながら不合格でグランプリは内田朝陽が手にした。
しかし彼はその時に現在の所属事務所でもあるトライストーン・エンタテイメントを紹介されて、芸能界への道を踏み出すことになるのだ。
「5千円は大きいもんな~」と司会のタモリも田中圭が芸能界入りするきっかけとなった『お小遣い』について感慨深げに語った。
田中圭が映画オーディションをきっかけにして後に任天堂「マリオパーティ3」のCMでデビューしたことは知られるが、その裏には母親とのお小遣いの駆け引きという微笑ましいエピソードがあったのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)