大河ドラマ「天地人」の題字で知られる書道家の武田双雲は「書」と「言霊」の持つ力で『世界を変える』意気込みで活動を続けている。ラジオ番組の中で彼はその思いを語った。
CDジャケットからティッシュの箱のデザインまで武田双雲は様々なシーンで活躍している。彼は他にもフジロックフェスティバル、世界陸上、そしてB’zのPVなどでパフォーマンスを披露したりテレビ番組へ出演するなど活動的な書道家なのだ。
1月9日放送された山寺宏一のラジオ「Keep on Smiling」に登場した武田双雲は『日々を明るく幸せに過ごす心がけ』を語った。
武田双雲は自著「一日一魂 双雲流魂を揺さぶる言霊メッセージ」の中で様々な言葉を伝えている。彼は「言葉の力はとてつもない」として、その力を書きつける『書』という行動によって「1人でも多くの人の心を動かしたい」と考えるのだ。
彼は書に限らず、日常での物事のとらえ方でも日々を幸せにすることができると話した。
双雲は「多くの人はなぜか他人の悪い部分に注目する『あら探しメガネ』をかけている」と言う。そして実は良いところを見出す『感謝メガネ』にかけ直すことで物事は素晴らしく見えると言うのだ。
他にも彼は『口角5mmアップ運動』を提唱しており、一般には『可笑しい、楽しい時に笑顔になる』のだが「笑顔を作ることで心が明るい方向へ動く」と考えているのだ。
『だからこそ』という言葉を活用することも有効だ。用例としては「ホントに不況でどうしようもないよね。でも、『だからこそ』より努力しないとね」と言う形である。
この言葉が素晴らしいのは「愚痴を言った後に使えるので言いやすい」ところなのである。まずは自分の不満をぶちまけた後で『だからこそ』とプラス思考な言葉を付け加えることで心を前向きに持っていくのだ。
武田双雲の話を聞いたパーソナリティの山寺宏一は「双雲さんが日本を…いや世界を変えるかも知れませんね」と感動していた。
彼が取り組むことの根底には「引き寄せの法則」や「斎藤一人」の考え方と同じものが流れていると感じる。政治による景気の回復や生活の改善がなかなか期待できないのが現状だが、『だからこそ』このような具体的な行動が必要なのだろう。
武田双雲はより多くの人々に『書』になじんでもらうために、パソコンの前で生ライブ書道教室を体験できる『ド初心者のためのライブ書道教室』(マナビューイング)も開講している。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)