赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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目撃者は2本の足が砂から突き出しているのを見て、言葉が出なかったそうだ。南アフリカのモッセル湾(Mossel Bay)のビーチで9歳の少女の作っていたトンネルが崩壊、埋もれて窒息死となるところだった。
12月26日の夕方、9歳のビアンカがビーチでトンネルを掘っていた。両親はそこから800メートルほど離れたプールの更衣室にいた。ビアンカがトンネルを掘るのに夢中になっていたその時、トンネルの両側面が崩れ落ち、彼女の体を覆いつくした。少女は体を動かして叫ぼうとしたが、呼吸ができずそのまま意識を失った。ビーチで働いていた職員は、彼女の足がビーチに突き出ているのを見て、急いで駆け寄り砂を掘り出してくれた。
その後、救急隊が彼女を助け出したとき、ビアンカの顔は酸素不足から真っ青、鼻と口が砂で塞がれていた。その場に居合わせた歯科医が彼女に人工呼吸をしていたが、見物人は「少女はすでに死亡している」とブランケットを持ってこようと思っていたらしい。その時ビアンカが息を吹き返したので、歯科医は意識回復までさらに人工呼吸を続けた。
父親は「あの時間、すでに人はほとんどいなかった。神がいるべき人をビーチへ送ってくれたんだ。」と娘が生き返ったことに喜んでいた。ビアンカは病院で1日過ごしたが月曜日に再びビーチへ行っている。
このような事故は起こりうることなので、親は常に子供を監視したほうがよい。そして子供はビーチでは1人にならず、トンネルを作るときは全体のバランスを見ながら慎重に作ったほうが良い。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)