全世界でユーザーを拡大し、映画「ソーシャル・ネットワーク」も公開される大手ソーシャルメディアサービスFacebookは日本でも徐々にユーザーを増やしつつあるが、ユーザーの意識はどうなっているのか、サイバー・バズが調査結果を発表した。
Facebookの大きな特徴の一つが、実名登録制を推奨していることである。日本でも90年代のパソコン通信サービスで、社会人向けの実名登録サービスが存在したが、その後インターネットの普及に伴い、国内ではハンドルネーム使用が主流となっている。
そこで、「実名制のSNSについてどう思いますか?」という質問に対し「良いと思う」が22%、「よくないと思う」が24%、「わからない」が54%となり、それぞれ意見が大きく分かれるという結果となった。
またそれぞれ、良いと思う理由として、「発言に責任を持つようになった」「ネット社会でも嘘が少なくなりそう」「情報の信憑性など、より実用性の高いコミュニケーションが可能」という意見が、よくないと思う理由としては、「個人情報を悪用されるかもしれないという不安がある」「トラブルが起きそうで怖い」「日本の社会風土には合わない」という意見が多くあがった。
「2011年に、Facebookは流行ると思いますか?」という質問に対して、「思う」「少し思う」と回答した人が42%と、約4割のソーシャルメディアユーザーが「Facebook、2011年に流行ると思う」という結果になった。
調査対象者は、ネット利用者のうちソーシャルメディアを積極的に活用するユーザー。年代は全国10~60代の男性・女性となっており、回収数808サンプルから集計した。
日本国内では、mixi、Twitter、Facebookの三社がそれぞれ、発言やつぶやきの一部連携機能を搭載しており、マルチポストもできれば、使い分けることもできるので、ユーザーはどのサービスにどう住み分けるかが悩ましいところかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)