事務所とモメるのは、日本の芸能人だけではなさそうだ。今話題のKE$HAが、以前のマネージャーから、裁判を起こされてしまった。KE$HAの成功は、彼女のサポートをしてきたおかげであるとするマネージャー側は、1400万ドルの支払いを要求している。
「1400万ドル払え!」
このように主張するマネージャー側は、今週水曜日、マンハッタンの上級裁判所に提訴した。さらに、KE$HAへの請求のみならず、彼女を引き抜いたとされるプロデューサーのDr. Lukeに対しても、1200万ドルの損害賠償を要求している。
訴状によると、2006年にマネージャー側は、KE$HAが1年以内にアーティストとして成功した場合には、彼女の収入から20パーセントを受け取る契約を結んでいたと主張。
その後1年たってもKE$HAは売れなかったが、マネージャー側は彼女のサポートを続けたと言う。しかし、2008年にDr. Lukeと知り合ったKE$HAは、マネージャーとの関係を破棄している。
こうした経緯から、マネージャー側は、KE$HAによる契約不履行により損害を被ったと主張している。
「彼女は、短期間のうちに巨額の富を築いたが、この大半は我々の努力によるものだ。」
このように語るマネージャーは、彼女が成功した要因の大半はタレント事務所側にあるとしている。さらに、Dr. LukeがKE$HAを引き抜くために彼女をそそのかしたことを、裁判の中で証明していくつもりであることを明らかにした。
この強気のマネージャー側に対して、KE$HAも応戦。「違法なタレント事務所よ」と語る彼女は、カリフォルニアでマネージャーに対して裁判を起こし全面的に争う構えだ。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)