若い世代の中には、歌手であり女優の“松島トモ子(65)”と言われても、ピンとくる人は少ないだろう。彼女は今から24年前、番組のロケで訪れたケニアでライオン更にヒョウにまで襲われ、死にかけた人物である。今回は、首を噛まれ体を持ち上げられたというヒョウに彼女は餌を与え、完全克服(？)を遂げるというロケに挑戦した。

それは1月16日放送の「『クイズ☆タレント名鑑』新春早々むちゃオファーSP」(TBS)でのこと。実は以前この番組で、松島トモ子はあの悪夢を乗り越え、動物園でのライオンに対する餌やりに成功している。だから当然今回も、ヒョウへの餌やりも快く承諾してくれるだろうと想像できた。しかしケニアでライオンから受けた傷は、払いのけられたりした際に受けた全治10日間程度のものだった。(それでも、十分に恐怖な体験だが。)その手当てをした10日後またロケを敢行して、今度はヒョウに松島は襲われたのだ。ヒョウは首に噛み付き、牙が首の骨に当たり“ゴリッ”と音をたてたのが彼女に聞こえたほどの、恐ろしい体験であった。あと1mmヒョウの牙が食い込んでいたら死んでいたというほど、ライオンとは比べものにならないケガだったのだ。それでも、松島はヒョウへの餌やりのオファーも受けてくれたのか？

全く問題なく受けてくれた。彼女はある動物園で、壁越しの穴からトングで挟んだ餌をヒョウに与えることに成功。餌をムシャムシャ食べるヒョウを見ながら、「あの歯で、私の首に噛み付いたんですね。」と真顔でレポートする松島に、スタジオのゲストの有吉弘行らは大爆笑であった。

この番組のMCであるロンドンブーツ1号2号の田村淳が、「今度は松島さんに、アフリカへ行ってもらいましょう。」と提案した。しかし気がかりなことがある。今回の動物園のロケで、松島がガラス越しにヒョウの檻の前で背を向け、座って話しているときだ。ヒョウが明らかに彼女の首を目がけて飛び掛ったり、噛み付こうと暴れているのである。黒ヒョウも同じく、何とか首に噛み付こうとしていた。ロケに参加していた他の人が同じことをしても、ヒョウはそんな行為はしなかったという。彼女が目が大きい、美味しそうな草食動物に見えるのだろうか？　やはり、アフリカには行かないほうが良い。
（TechinsightJapan編集部　みやび）