元自民党議員の杉村太蔵氏(現たちあがれ日本)がテレビ番組で自民党時代のエピソードを語った。
杉村太蔵氏といえば2005年の第44回衆議院議員総選挙に当選して「ヒラリーマン」発言で話題となった。
彼は当時の小泉純一郎首相の下でいわゆる『小泉チルドレン』の1人として知名度を上げた。2009年に4年間の任期を終えた後、彼は自民党を離党して2010年に『たちあがれ日本』から出馬するも落選している。
1月6日放送された「ダウンタウン超DX新春からスター絶叫!芸能ネタ強制公開スペシャル」にその杉村太蔵氏が出演して自民党議員当時の思い出を語った。
杉村太蔵氏は自民党時代に結婚しており、党内の諸先輩方からご祝儀をもらった。彼は武部勤議員が作った勉強会「新しい風」に入会しており何かと世話になったようだ。
「いつも厳しく叱られていた」と当時のことを思い出しながら、杉村氏は武部氏からもご祝儀をもらったことを話した。
「武部勤先生が『奥さんを大切にしろよ』とぶ厚いご祝儀をくれたんですよ」と指で彼が表したその厚さは5cm近くはあったろうか。
やがて杉村氏に総理官邸から連絡があり「小泉首相にも報告を」と伝えてきた。『いよいよ首相、自民党総裁に報告だ!』と彼もテンションが上がり「いやーどんだけ頂けるのかな!」と期待に胸を膨らませて官邸を訪れたのである。
小泉首相(当時)は彼を見るとあの歯切れよい口調で「おっ! 結婚するんだってな! おめでとう!」と片手を上げて祝福の言葉をくれたのである。
次を期待した杉村氏だったが「……」と一瞬間が開いた後で彼はそれで終わりだと気がついたのである。「小泉さんはご祝儀はくれなかった。4年間の議員生活で一番びっくりした」と杉村氏は語った。
そんなエピソードを明かした杉村氏は勢いづき「もう言ってもいいと思う」とさらなる小泉元首相の秘話を明かしたのだ。
彼が「小泉さんってものすごく猥談がお好きなんです」と話し出すと共演者らが「言ってもいいの?」と心配する状況だった。
しかし彼は気にせずに「豊臣秀吉の話と同じように聞いてもらえたら」と歴史的人物のエピソードという位置づけにして続けたのだ。
小泉氏が彼に「君はトンボの交尾を知ってるか?」と聞いてきたことがある。彼が「申し訳ありません、存じ上げません」と答えると小泉氏は「トンボの交尾っていうのはな…」と両手で2匹のトンボを模しながら語りだしたのだ。
彼はその手でトンボが空中で交尾して水面に滑走する様を表現しながら「飛びながら、こうやって『ピって』いくと『ダダダダダダ…』っていくんだぞ!」と熱弁したのだった。
杉村太蔵氏によれば「それは当時小泉さんが郵政民営化を訴えたのと同じほどに熱い口調だった」とのことだ。
大物小泉純一郎元首相の他愛も無い裏話を披露してしまい杉村太蔵氏は司会の浜田雅功から頭をシバかれていた。しかし引退した今も人気がある小泉純一郎氏らしいエピソードではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)