writer : techinsight

4人に1人は体調不良?気になる症状があっても改善できない、ビジネスパーソンの健康事情

通勤時間の駅に立つとお疲れ気味なサラリーマンを多々目にする。調子が悪いオーラ全快で、電車の到着を待つ背広集団。日本らしい見慣れた風景と言っても過言ではない位だ。そんなビジネスパーソンたちの健康事情に関する実態が明らかになるアンケート結果が公表された。

日本各地で豪雪による被害が出るなど、厳しい寒さとなっているこの冬。例年以上に健康管理が気になる中、民間調査機関の財団法人 労務行政研究所ジンジュール編集部が、20歳から59歳のビジネスパーソンを対象に「ビジネスパーソンの健康意識に関するアンケート」を実施し、その結果を公表した。

アンケート結果によると、現在の体調について「どちらかといえば悪い」と感じている人は4人に1人。気になる症状としては「肩こり」や「疲れ目」、「花粉症やアレルギー体質」といったものを挙げている。さらに体力の低下を感じている人が85%を超えるなど、現代のビジネスパーソンたちはあまり自身を健康だと感じていないようだ。
また、健康維持のために気をつけていることとして、「規則正しい食事」「運動」「睡眠」といったことを挙げている人が多い。だが、その一方で不健康と知りつつやめられないこととして、多くの人が「運動不足」「お酒の飲みすぎor甘いものの食べ過ぎ」「ネットサーフィンで夜更かし」といったことを挙げており、健康のためにするべきことはよくわかっているのに、不健康となる要因を排除できないという矛盾した傾向が明らかになった。
なお、「熱があるな」と感じたときに会社を休むか否かは迷うところだが、アンケート結果では「38度以上」熱がある場合は会社を休むという人が最も多く31%となった。

体調は気になるけれど、寒いし疲れてるから、休みの日は家にこもって甘いものでも食べながら、コタツでネットサーフィンして深夜に一日を終える。まるで自分のことじゃないか?!という人は、通勤や残業で酷使した体で休日に運動するのも大変だと思うので、まずは「お酒や甘いものを極力控える」「早めに就寝」というところから始めてみてはいかがだろうか?
(TechinsightJapan編集部 小林由佳)