エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「イメージと違っていたお笑い芸人」。R-1卒業したバカリズムの次の目標は?

お笑い芸人のバカリズムが昨年出した「都道府県の持ちかた」(ポプラ社)が話題となっている。そのバカリズムが地元西日本新聞のインタビューに答えた。

バカリズムは元々コンビ名だったが2005年にピン芸人となった。本名の升野英知からバカリズム升野と呼ばれることもある。升野英知は福岡県田川市の出身で、自著「都道府県の持ちかた」でも表紙では福岡県を抱えて故郷思いの一面を覗かせる。
1月30日付の西日本新聞朝刊の芸能欄『クロスMAX』のインタビューを受けた彼は故郷での思い出などを語った。

升野は子どもの頃の夢が漫画家だったという。彼のネタ「トツギーノ」や書籍「都道府県の持ちかた」の元ネタ「1年D組 地理バカ先生」などは絵が独特の味を出しているが、そんな子ども時代の影響がうかがえるものだ。
彼はその後、成長と共にバンドや野球に興味を持ち、飯塚高校の野球部に所属して野球に明け暮れた。野球の他には柔道にも興味を持つなどしたがどれもモノに成らないと気づき「じゃあお笑いかな」と今の世界へ進んだのである。

ピン芸人バカリズムとして「R-1ぐらんぷり」では前述の「1年D組 地理バカ先生」を披露し、大会史上初の100点を審査員の清水ミチコが入れた。他にも「贈るほどでもない言葉」や「イニシャル授業」、「総合医者」などのネタでバカリズムワールドを確立してきた。
そんな彼のマニアックなファンも多く、R-1では必ず上位に食い込む実力がありながらも無冠のまま2010年の決勝大会出場後に卒業を表明したのだ。

そんな升野英知が今後の目標について語った。「目標は幸せになりたいです」と言う彼は、まだ幸せを実感していないようだ。
彼がお笑い芸人になろうと決意した時は「女性タレントと毎晩食事に行くという華やかな感じ」をイメージしていたのである。ところが芸人となってある程度成功を手にした今、彼は「すごい地味なんです」と芸人の環境を話した。
だが芸能界全体としては「パーティーがどこかで毎晩開かれている」気配はするらしく、早く誘われて「ちやほやされたい」と彼は願望を明かしたのである。

彼はバカリズムとしてテレビ「アイドリング!!!」や「シルシルミシル」(ナレーション)などで活躍している。さらに「都道府県の持ちかた」は増刷が相次いでいることを自身のツイッターでつぶやいている。ますます人気が高まりそうな勢いの今年は、ついに彼の夢が叶うかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)