絶世の美女でもナイス・バディでもないのだが、世界の一流ブランドが競うように起用して来たのが、スーパーモデルのケイト・モス。年が明ければ37歳というモスは今、自分の学んできたことの全てを後進の育成に活かそうと、モデル・スクール設立に意欲を見せている。
TOPSHOPとのコラボはこの秋を以て終了となっていたモスは、『Company』誌最新号のインタビューで、今後のビジネス展開についてこう語っている。
「絶対にやってみたいのがモデル・スクールよ。親友に一人、すごくゴージャスでキレイなモデルの女の子がいるんだけれど、彼女は “アタシ達って、服着て歩くだけの仕事よね” なんて言うの。絶対に違うわ。立派なスキルがあってのことなのよ。」
「私は身長だって低い(167cm)し、3サイズにも自信がない。パーフェクトでもゴージャスでもないわ。でも、自分をキレイに見せる方法なら心得ているわ。この世界に必要なのは、頭のいい先生じゃないのよ。」
モスはまた、モデルを目指す無数の女の子たちに対しこのように警鐘を鳴らし、アドバイスをしている。
「まだ学校に通っている子ばかりよね。放課後仕事場に行っても撮影が始まるのは夜10時からで、翌朝5時まで続くわ。撮り直しが必要となれば次の日も行くことになるの。モデルの仕事を甘く見てはだめね。売れてくるとどういうことになるか、理解しておいて欲しいわ。」
「カメラに向かってポーズを決め、唇を突き出す。これがモデルの仕事の全てではないわ。ダンスを踊るような一連の動きの中で、コマのひとつひとつが魅力的であることが大事なの。芸術を理解する目も大事だし、仕事中は別の人格、そのモデルになり切ることが求められるわ。」
なるほど、これはいい先生になりそう。モデル・スクールを開設した日には大ヒットであろう。だがダイエットなどしなくても元来痩せていた彼女は、日常的な摂生や運動は大キライで、ドラッグやパーティは大好き。若い女の子が彼女から学んではならないコトも、実はいっぱいあるような…。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)