大声で “Change！” と叫んでも、サッパリなオバマ大統領。それに比べ、マイリー・サイラス（18）はすごい。彼女のゲラゲラお下劣な笑い声が、カリフォルニア州が定めた薬物取締法を変えるかも知れないのだ。

こちらでもご紹介したが、マイリーが自身の18歳の誕生パーティで、合法ドラッグのサルヴィアでラリッている映像をTMZ.comが公開し、物議を醸している。

同州元下院議員のアンソニー・アダムズ氏はTMZの取材に、「サルヴィアはかなりハイになってしまうドラッグですよ。子供たちが憧れ、何でもマネをしてしまうマイリー・サイラスのようなスターが、こういう無責任な行動をとるとは…」と眉をひそめ、このドラッグの規制を訴える動きが再び始まったことを語った。

メキシコ原産のハーブ、サルヴィアから作られ、“Magic Mint” の名で親しまれているこの合法ドラッグ。入手の容易さから若者のパーティで人気だが、アダムズ氏は2007年、これをLSDやマリファナ同様に薬物取締法の規制下におき、一般人による入手・使用を禁じるべきだと訴え、しかし議会の投票で却下されていた。

ハーブにはそもそも香料、お茶、スパイスに使用されるという健全な利用目的があるため、加工、調合を監視、規制することが難しく、そのためこの合法ドラッグ「サルヴィア」には、近年マリファナの何倍も強烈な作用を誇るものも多くなっており、パーティなどでの使用を問題視する大学も増えている。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）