“炭鉱夫の娘（Coalminer’s Daughter）” の異名で親しまれてきた、女子ボクシング界が誇る伝説の元世界チャンピオン、クリスティ・マーティン（42）。彼女が先週、トレーナーでもあった夫のジェームズ・マーティン（66）により刃物で刺され、さらに銃で撃たれて入院していたことが分かった。

フロリダ州アポプカの自宅で11月23日、夫婦喧嘩の末にその事件は起きた。刺され、撃たれという瀕死の状態で彼女は自宅から這い出し、通りかかった車に助けと警察への連絡を求め、付近の病院に緊急搬送された。

彼女は一命を取り留め現在も入院中であるが、夫ジェームズはその後自宅の裏庭で自分を刺し、自殺を試みたところで警察に保護され、このほど逮捕された。

クリスティ・マーティンは21歳でプロボクサーとしてデビューし、55試合中31戦をKOで勝ち、負けはたったの5試合という素晴らしい戦績。2009年9月にWBC女子スーパーウェルター級王座決定戦でダコタ・ストーンに判定勝ちし、ついに「王座」の栄光に輝いていた。

ところで気になるその夫婦喧嘩の理由が、警察の調べにより徐々に分かってきた。彼女が “好きな女性がいる” とレズビアンであることを告白し、夫がそれに逆上し、無理心中を図ろうとしたと見られている。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）