エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「来年は漫才にこだわる」。Wコロンのじゃない方芸人、木曽さんちゅうが決意も新たに宣言。

「ととのいました」 が2010年新語・流行語大賞でトップ10に選ばれたWコロンがラジオ番組で来年の抱負を語った。この1年は、ねづっちの即興なぞかけで大ブレイクした彼らだが来年は漫才の原点に戻ると言う。

12月24日放送のラジオ「赤坂泰彦のディア・フレンズ~Dear My Dream」にゲスト出演したWコロンのねづっち、木曽さんちゅうが夢を語った。
ねづっちは「80歳になっても即興なぞかけをしていたい」と夢を語り、相方の木曽さんちゅうは「一生芸事で食べていく」と話した。
テレビで見る限りWコロンのネタの大半はねづっちによる即興なぞかけであり、木曽さんちゅうはいわゆる『じゃない方芸人』といえるだろう。

だが、意外なことにねづっちから木曽に「コンビを組んで欲しい」と声をかけてWコロンが誕生したのである。また、『なぞかけ漫才』を考案したのも木曽なのだ。
ねづっちの才能を前面に出しながらWコロンの芸風を成り立たせる上で、木曽さんちゅうの存在は重要なのである。

赤坂泰彦から来年の抱負を尋ねられるとねづっちではなく、木曽さんちゅうが「来年は漫才をしっかりやっていきたい」と答えた。
今年は第9回漫才新人大賞特別賞も受賞している彼らだけに、より漫才に磨きをかけたいという意欲が込められた言葉だ。

ところで、最近ねづっちの「即興なぞかけ」がますますキレを増してきたようだ。お題を出されてもほとんど2秒から3秒で「ととのいました」と余裕で謎をかける。
彼によるとなぞかけの前準備はほとんどせず、せいぜい番組名で考えておく程度だというのだ。今年は250本近くのテレビ番組に出演しており、1番組で125個ものお題を出されたこともあるという。実践で磨かれて今のキレの良さが出てきたようだ。
即興なぞかけは「一発ギャグ」ではなく「芸」なのだ。新語・流行語大賞にランクインした芸人は翌年伸び悩むというジンクスがあるが、Wコロンにその心配は無さそうである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)