東京放送ホールディングスは、iPad向けに、クラシック・ステーションOTTAVA(オッターヴァ)を聴きながら、企業のIR情報をビジネスマガジンのように閲覧できる無料のアプリケーションを開発した。

OTTAVAは日本初のクラシック専門ラジオ・ステーションとして2007年4月に開局した。

2010年11月末現在、登録者は77万人を超え、多くのネットユーザーの日常生活に入り込んだ音声メディアとしての認知度が高まってきている。

また、これまでのOTTAVAの調査によれば、利用者の顕著な特色として、一般のネットユーザーに比べ高所得者が多く、長い時間番組を聴取する傾向があるという。

同社では、こうしたOTTAVAリスナーに向け、IR情報(投資家向け広報)を提供することは、企業側にとって「潜在的な投資家」を獲得することにつながると判断し、OTTAVAを聴きながらIR情報をビジネスマガジンスタイルで提供する無料のiPadアプリを開発した。

本サービスは、2011年1月中旬からの提供開始を予定している。
（TechinsightJapan編集部　真田裕一）