映画『クロサワ映画』にも出演して人気の女芸人、椿鬼奴がテレビ番組で企画側も想定外の公開プロポーズを決行した。驚いたのは共演していた女芸人たちの方だった。

12月8日に放送された「ギブアップ嬢」ではゲストに椿鬼奴と大久保佳代子（オアシズ）を迎えた。彼女達が難題に30分間答え続ければ1人10万円を手にする事が出来るという企画なのだ。
しかし、鬼奴も大久保も恥をかいてナンボの女芸人だけに下ネタなどのあの手この手の質問にも答えて30分のタイムリミットが近づいてきたのだ。
MCの柳原可奈子が最終手段として呼び込んだのが椿鬼奴が「結婚したいくらい好き」だと公言している芸人だった。
突然現れたのはお笑いグループ、Bコースの1人『ハブ』だったのだ。「ハブさん、きょうは営業って言ってたのに？」と呆然とする鬼奴だったが、その営業こそがこの番組だったわけだ。

「素直な気持ちを伝えてください」というのが鬼奴へ出された課題だった。鬼奴は「バイクの後ろにのせてもらったことが2回あるんです」とハブとの関係を明かした。
そして2人で新大久保に行ってトッポギを買った際にハブが「宇宙人が地球を征服すれば人類は幸せになる」と話したことがある。鬼奴はそれを聞いた時に「すごくいいなと思った」ことでハブを本気で好きになったという。

鬼奴は正直な気持ちを話した。「おつきあいするのはすごく恥ずかしいんですね」と彼女はハブを見て言った。
そして「本当…。本当に…」と言いづらそうにしていたが、ついに「あの…結婚してください！」と言ったのである。
驚いたのは聞いていた女芸人たちの方だ。「プロポーズでしょ、これ？」と想定外の公開プロポーズに度肝を抜かれていた。

いきなりプロポーズされたハブは「芸人として凄く好きだが」と言いながらも、彼女が「ギャンブル、たばこ、酒と三大要素を制覇している」ことがネックだと悩んだのだ。
鬼奴も本気なので「今すぐは、いいです、いいです！」と答えを急ぐなと制した。結局「1回家に持って帰って」考えることになった。
そしてこの時30分が経過して、椿鬼奴と大久保佳代子に10万円ずつ賞金が入ることが決定。
しかし大久保が引き続きハブに「1回デートいくのはアリだと思うよ」とアドバイスすると、柳原から「じゃあデート資金に鬼奴さんにまるまる20万ということで」と賞金は全額鬼奴へ進呈することになった。
「それはズルいよ」と訴えた大久保だったが状況が状況だけに諦めたようだ。

テレビ番組のドッキリ企画で公開プロポーズする例はこれまでにもあったが、番組の予想を超えて自らプロポーズする展開は無かったのではなかろうか。
これをきっかけに鬼奴とハブとの関係がどうなるのか。今後を注目したい。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）