不法侵入者にも笑顔でサービスだ。シルヴェスター・スタローンが、以前に自宅へ侵入した熱狂的なファンと笑顔の再会(?)を果たした。先週末、スタローンがレストランへ食事に向かう途中に、あの不法侵入犯が、彼の前に再び登場。スタローンと短い会話で再会を果たした犯人だったが、すぐに御用となってしまった。
「上半身は裸」
このような格好で現れた犯人。先週の土曜日、ロサンゼルスのレストランに昼食へ向かったシルヴェスター・スタローンは、思わぬ相手と再会することになった。彼の名前はデーモン。スタローンの熱狂的なファンでもある彼は、周りにいるパパラッチのカメラを気にすることなく、スタローンに熱心に話しかけている。
そんな彼が、スタローンの自宅に侵入して逮捕されたのは、今年の8月末のことである。自身もアクション俳優を目指して、ドイツからアメリカに渡ってきた22歳のデーモン。彼は、自らの武道の腕を見てもらおうと、スタローンの自宅に侵入した。この際、番犬を左フックで倒したと主張するデーモンであるが、フェンスを乗り越え、武道のパフォーマンスをしているところを警察に捕まっている。
今回またデーモンが現れたのも、どうやらスタローンに自分の腕を見てもらいたかったのが理由のようだ。スタローンの前で突然、片手で腕立て伏せをして見せるデーモン。そんな彼に、スタローンも何かアドバイスを語っているようだ。最後に笑顔を交えて、拳同士を合わせて挨拶をすると、スタローンはレストランの中に入っていった。
「スタローンは、ボクのこと覚えていてくれたよ!」
パパラッチのテレビカメラを前にして、興奮気味に語るデーモン。スタローンと直接話すことができた彼は、ご満悦の様子である。
ところがこの感動の再会も、お決まりのパターンを迎えることになる。テレビカメラを前に喜びを語っているデーモンに、後ろから声が掛かった。どうやら、レストランの店長が、警察を呼んでいたようである。パトカーの近くに呼び出された彼は、あえなく御用。手錠を掛けられている姿まで、しっかりテレビカメラに収められてしまったデーモンであった。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)