仲里依紗がNHKスペシャルドラマ『さよなら、アルマ~赤紙をもらった犬~』についてテレビ番組で紹介した。すると彼女は数秒間流れた紹介シーンを見ながらみるみる涙ぐんでしまったのだ。
12月17日のNHK「スタジオパークからこんにちは」にゲストとして仲里依紗が生出演した。彼女はNHKスペシャルドラマ『さよなら、アルマ~赤紙をもらった犬~』(18日夜9時放送)に小学校の先生役として出演しておりその撮影について聞かれた。
同ドラマには主演の勝地涼や加藤清史郎、玉山鉄二、小栗旬、草笛光子など豪華キャストが登場する。内容は戦時中に日本から10万頭とも言われる犬が軍犬として戦地に送られてほとんどが戻らなかった。その中のアルマという犬と過ごした人々の物語である。
仲里依紗は『小学校の先生としていかに子どもたちと仲良く、そして戦時中ではあるが明るく演じることを意識した』と話した。加藤清史郎はその教え子の役で仲は「清史郎くんとは共演したことがあるのでやりやすかった」と言う。しかし「犬と共演するのは初めてだった」のだ。
彼女はプライベートでも動物が好きで1人暮らしの部屋には『里依紗動物園』と自称するほどペットをたくさん飼っているのだ。
それぞれに彼女らしい名前を付けておりチワワ(ペコ)、モモンガ(チャーリーちゃん)、チンチラ(アリスちゃん)、熱帯魚ベタ(ベタちゃん長男、新しいベタちゃん)、フグ(ジャクソン5の中のキングオブポップ)、ウーパールーパー(ウパちゃん)と呼んで可愛がっている。
それだけにアルマ役のシェパード犬と対面した時には「わーーっと触りたかった」そうである。だが犬もドラマの出演でナーバスになっているのでそれは止すように説明があったのだ。
彼女は触りたい気持ちをぐっとガマンして「(犬も)役者さんなので、ちゃんとお芝居されてるから、私もちゃんと芝居しよう」と自らに言い聞かせたのである。
そうやって撮影を終えたドラマの紹介用のシーンがスタジオで流された。すると『アルマが召集されて連れて行かれるシーン』や『戦地で太一と再会したアルマが戦場で砲撃されるシーン』を見ていた仲里依紗の目に涙がうるうると溜まっているのである。
さらに、視聴者からのメッセージで『5歳の時に自宅のシェパードが軍用犬として連れて行かれた』思い出が紹介されるとその時も涙を溜めて聞き入っていたのである。
彼女の中ではアルマを通して軍犬たちは自宅のペットたち同様に愛着ある存在となったのだ。
仲里依紗はこのドラマで「軍犬の存在を知る人は少ないのでぜひ多くの人に知って欲しい」と思いを語っていた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)