女優の黒木メイサが出演した、昨年大ヒットしたドラマ「任侠ヘルパー」のスペシャルが年明けに放送される。久々に同ドラマへ出演した彼女が撮影の裏話を明かした。
現在公開中の映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」でヒロイン森雪を演じる黒木メイサが12月2日の「笑っていいとも!」に出演して同映画の撮影エピソードなどを話した。
彼女は「ヤマト」に出演することが発表されてからファン層も変わったという。街を歩いていると『森雪やるんだろう? よろしく頼むよ』という事を話しかけてくる40代くらいの男性が増えたのである。
今まではそういう事は一切なかったのだ。黒木もそんな環境の変化を「『ヤマト』ってホントに大きいなと思った」といい意味でプレッシャーを感じることができたと話す。
年末は映画「ヤマト」で盛り上がり、年が明けて1月9日にはあのドラマ「任侠ヘルパー」が特別編として放送される。
すでに撮影は終えており、黒木メイサもおよそ1年ぶりの出演となったが、彼女は以前から同ドラマに出演すると困ることがあると話していたことがある。
「すべてが大雑把でガサツになる」というのだ。例えば「すごい股開きながら座っていた」ことでマネージャーから怒られたこともある。
彼女が演じる女組長の四方木りこは男よりも過激な性格と格闘をする設定であり、黒木は昨年ドラマで役をもらうとダンベルで体力づくりから入ったほどなのだ。体だけでなく精神的にも四方木りこになり切ることから普段の態度にも表れてしまうようである。
主演する草なぎ剛も同様で、共演の山本裕典は撮影の無い時も草なぎに「怖くて近寄れなかった」と話していた。ドラマ中に草なぎ演じる翼彦一が焼きそばを食べるシーンがあったが『そこまでやるか』と感じたほどガサツに食べて見せたことを思い出す。それほど役に入っているのだ。
そんな空気の漂う撮影で、黒木メイサを和ませたのが子役の加藤清史郎だった。昨年の撮影では清史郎が「りこ姉(ネエ)!りこ姉!」と喜んで黒木に飛びついて来るのである。
しかし黒木は「今は全然無くて寂しい」と加藤清史郎が以前のようには接してくれなくなったことを明かした。それを聞いた司会のタモリが「目覚めてきたな~」と嬉しそうにコメントしていた。
この日、清史郎から黒木にあてられたメッセージには「メイサちゃんへ いつもやさしくしてくれてありがとう」と親しみを込めた出だしだったが「また一緒にお仕事できたら嬉しいです。『ヤマト』見に行きます」と大人のような締めくくりだったのだ。これにもタモリが「みんな、こうして大人になっていくんだな」と嬉しそうにしていた。
新年の「任侠ヘルパー」スペシャルでは黒木メイサの任侠ぶりも楽しみだが、加藤清史郎の成長にも注目しておきたい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)