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北京―上海間を結ぶ京滬高速鉄道が3日試験走行を行い、瞬間最高時速486.1キロを記録した。試験走行に参加した人の話では、列車が最高時速を記録した時にも、車体は安定しており、めまいや耳鳴りなどもなく、何の障害もなく外の景色が楽しめたという。
試験走行が行われた「和諧号」は、午前11時6分、棗荘駅を出発。蚌埠に向かう試験走行を開始した。その後11時32分、列車は最高時速486.1キロを記録、9月に滬杭高速鉄道で行われた試験走行の416.6キロを上回り、中国の高速鉄道発展史に新たなページが記された。
列車内のVIP席には横になれるソファーがあり、大きな画面でテレビも見ることができるという。空のビジネスクラスにも負けない快適さで、プライバシー性にも優れている。
京滬高速鉄道は全長1318キロメートルを24の駅で結ぶ。北京、天津、上海など7省・市を通過、環渤海と長江デルタの2大経済区を繋ぎ、近年の中国の重要な交通手段となる。営業開始予定は来年の10月だという。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)