子育てにおいても本当にマメで世話好き、黙って見ていられない性分なのであろう。ブラッド・ピットは今、映画監督として新作の撮影に力を注ぐアンジェリーナ・ジョリーに付き添い、何やら懸命に指導している。
ハンガリー・ブダペストで8日、初めて本格的な映画監督を務めるというアンジーのもとに、三脚をセットしたビデオカメラを肩に掛け鼻メガネという、ちょっとオッサン臭いブラピが訪問。さっそく自身もカメラを回し始めた。
アンジーが今回手掛けるのは、ボスニア戦争下のある男女の感動のラブストーリー。言語は英語だが、出演者は東欧を思わせる名がズラリと並ぶ。タイトルについては、ボスニア人の意見を取り入れながら思案しているそうだ。
2007年には自身も出演したドキュメンタリー作品、『A Place In Time』の監督を務めているが、それとは比べ物にならないほどの責任の重さを感じているというアンジー。そして元妻ジェニファー・アニストンらと共同で設立した映画制作会社「プランBエンターテインメント」から20近い作品を世に放ってきた名プロデューサーのブラピ。
恐らく自宅に戻れば、ブラピが撮ったものを基に、アンジーにカメラワークなどを教えるのであろう。ややもすれば要らぬお節介とも受け止められがちな、こうしたシチュエーション。しかしロケ現場の誰もが「おお、なんと光栄な!」と言って彼を歓迎するあたり、さすがは天下のハリウッドスター、ブラピである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)