今月中旬に公開が迫る『ハリー・ポッターと死の秘宝・パート1』。待ち遠しい限りだが、ダニエル・ラドクリフ(21)が英紙『News of the World』とのインタビューで、自分の近況について意外なことを語った。
実は彼は先月、自分のセクシュアリティを悲観した若者の間で自殺が相次いでいることに心を痛め、「電話相談を利用し、どうか命を大切にして欲しい」と呼び掛けている。
自殺に限らず、同年代の人の死はやはりひどくショックなもの。死、そして生について、改めて強く考える機会になるものである。そんなダンは最近、ふと気が付くと「人は死んだらどうなるのか」と考えこんでいるそうだ。
身内の死を、実はまだ経験していないとのこと。とても幸運なことだが、それゆえに “死ぬとどうなってしまうの?” という興味や不安が増幅する一方なのだそうだ。
ハリポタの最後の撮影を終えた際には、打ち上げパーティで「大きなことを成し遂げた達成感や感動とともに、喪失感も強い」とダンは語っていた。そして今の自分はやけに陰気臭いとも。
「こんな風に暗い人間になっちゃった原因は何だろう。ハリーを演じたせいなのか、あるいはこの映画自体が僕にそういう影響を与えたのか、自分でもよく分からないんだ。」
演じているうちに自分までその気になりやすい、そんな体質の役者は多い。あるいは若者としての生と死への単純な興味か。はたまた一種のうつ症状か…。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)