“稼ぐためには胸の谷間がゼッタイに必要” と言う女性がゾロゾロのハリウッド。豊胸手術により美乳を誇るセクシーな女性に生まれ変わり、自信タップリの人生を送りたいのだ。だが、その仕上がりに満足しているセレブばかりではない。いったいなぜ…!?
これらの写真は、人気歌姫クリスティーナ・アギレラのもの。最近でこそ中身を抜いてBカップに収まっているが、かつては歌唱力ばかりか巨乳もウリにしていた。しかし人は彼女の胸を、「いかにも手術しましたって感じでイヤ」と批判してばかり。そのため少しの期間雲隠れをしては、“詰め直し” を図っている。
また精巧なレンズが自慢のカメラマンたちは、常に彼女の胸中央部にある切開・縫合の痕を捕らえていた。要するに「セレブであろうとなかろうと、またどんなに高いお金を払っても、ダメな医者にかかればダメ」ということである。
薄く残った手術痕や左右のいびつ感など、大雑把でおおらかな米国人は気にしないのかも知れない。だが細やかな所にも神経を配る日本人女性が、これで満足するとは思えない。
過去5年で10,000件を超す手術を執刀して来た “カリスマ・ドクター” で、豊胸の専門家として知られる「池田ゆう子クリニック」の院長、池田優子先生(※)にズバリ伺ってみた。
Q、安全で自然な豊胸ってないのでしょうか?
A、「とにかく目立たせたい」という海外セレブの場合はともかく、日本人の場合、豊胸したことが他人に分からないようにしたい、という方が多いです。その意味からいうと、形や感触、仰向けになった時のバストの自然な流れ方などの点から、脂肪注入法が適していると言えます。異物による後遺症がないところも安心ですね。実際バッグ式で豊胸された方が違和感を覚えたり、逆にバッグがコンプレックスになったりで、バッグを抜去して脂肪注入法で豊胸しなおすケースが多くあります。
うーん、やはり自然に見えてこそ “満足な仕上がり” と言えるのであろう。女性としての自信を与えるか、それともコンプレックスや不満のタネとなってしまうか、豊胸手術の出来がその後の精神面を大きく左右することを忘れてはならないようだ。
※ 2002年3月渋谷に「池田ゆう子クリニック」を開院。過去5年で10,000件を超す手術を執刀するカリスマ・ドクター。カウンセリングからオペまでを院長自身が行う信頼感から、胸で悩む女性達の強い味方として現在の活躍に至っている。(HPはコチラ→http://www.ikeda-yuko.com/)
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)