人気ロックバンドGLAYのメンバーTERUになりすましてファンから1600万円を騙し取ったと言う衝撃的な事件が起きた。この場合は被害が発覚して公の知るところとなったが、ネット上では有名人になりすます者が後を絶たず、ファンらも注意が必要だ。
10月31日放送された「アッコにおまかせ!」ではTERUになりすました者による詐欺事件を取り上げた。
事件の内容はGLAY、TERUのファンである女性(45)のサイトに主婦(31)がTERUになりすまして書き込みを続け、約900回に渡り合計1600万円を騙し取ったというものだ。
詐欺行為が発覚して逮捕された主婦は当初はファンサイトに『TERUに妹のように可愛がられていた者』と書き込んでいたが、ある時から『実はTERU本人なのです』と変化したという。
書き込みでのやり取りは実に2年半に渡り1回に約2万円から3万円の金額を900回近く、合計1600万円を騙し取っていた。
このニュースを聞いてスタジオで出演していたモデル、タレントとして活躍するJOYも『なりすまし彼女』の出現で迷惑していることを明かした。
彼によるとファンから彼のブログへ「彼女いてショックです」、「自分の彼女くらい飼いならしてください」という不満の声が多くなったことから、JOYの彼女と名乗る者がネット上で発信していることが分かった。
JOYは「皆からそれについて叩かれているので、比較的、困っちゃう!」と困り顔を見せた。
さらに、モデルのマリエも「勝手にマリエと名乗ってツイッターで書き込まれてる」と証言すると、お笑いコンビ、ラインセンスの藤原一裕も「うちのおかんになりすましたツイッターもある」と言い出したのだ。
藤原の場合は本人でなく母親になりすました人物が「おにいちゃんきょうあんまりウケてなかったな」など息子に対するかのような書き込みをしているという。
これまでにも出川哲朗の名前で勝手にブログを立ち上げるなど、同番組で取り上げただけでも『なりすまし』はかなり蔓延している状態なのである。
前述の詐欺事件に関して、GLAYのTERUは公式サイトで紹介して「みんな、こう言った詐欺には、気を付けてね」と注意を呼びかけた。
ファンからはTERUの名を使った犯罪に「許せない」とのコメントなどが多数寄せられたが、その中には「詐欺メールきましたがテルさんがメールするわけないんで無視しました」や「芸能人の名前語って、メール来る事あるけど…」などの書き込みもあったのだ。
サイトへ書き込むというだけでなく、メールで送ってくるという手口もあるようなのでさらに注意が必要である。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)