赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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日本でも炎天下、車に幼児を放置してしまう事件はある。南アフリカでは犬2匹が炎天下の車中に6時間も放置されたが、無事救出された。
南アフリカのダーバン、10月31日の日曜日は気温25度だった。しかし、窓を閉めた車中はそれ以上の暑さだったことだろう。ダーバンに住むある男性がサウスビーチのパーキングを通っていると、2匹の犬が車の中で横たわり弱々しく鳴いているのを発見した。
2匹の犬はジャックラッセルとフォックステリア、1センチほど開いていた窓から鼻を突き出して助けを求めている。「窓の隙間をできるだけ下げてそこから水を少しあげた」男性は、その後南アフリカ警察に通報した。
駐車場のセキュリティによると、飼い主は朝9時半ごろに駐車し、ドアと窓を閉めて『uShakaマリンワールド』のほうへ歩いていったそうだ。男性が発見したのは実に6時間経った3時半だった。車中には犬用の水も食料も置いてなかった。警察犬担当の准尉は、旅行中、犬は2時間ごとに休憩で外に出して安心感を与えなければならないと注意している。
犬は警察によって無事に救出、2匹は脱水症状を起こしていたが、涼しい海風に当たり水を与えると元気になった。
警察は捜査が終了するまでの24時間犬を保護し、飼い主への出頭命令を車に置いてきたが、もし出頭しなかった場合は犬を警察で引き取ることとなる。
車はダーバンから1500キロ以上も離れた西ケープ州のもの、飼い主は動物虐待の罪で罰金6万ランド(約70万円)もしくは懲役3年の刑に処せられることとなる。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)