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チルトレンズ(ティルトレンズ)というものをご存じだろうか。
本来は、極めて高価な特殊レンズで、これを使って風景写真を撮影すると、日常の何気ない風景がミニチュア模型のように写るのである。
このチルトレンズの効果をトイカメラに搭載したのがNeinGrenzeから新登場の「NeinGrenze 5000T」である。
「NeinGrenze 5000T」は、トイデジファン待望の「トンネルエフェクト」、「チルトレンズ」、「独特な色合い」という3つの魅力溢れる要素を搭載したトイデジの新製品である。
価格は、12,800円(消費税込み)。販売は、2010年11月17日よりECショップ「PREMIUM GEAR」で行われている。
「NeinGrenze 5000T」は、より自然な形で表現できる「トンネル効果」を実現したほか、今までありそうでなかったミニチュア風写真や立体感のある写真、トイカメラ独特の発色を低価格で楽しむことができる。
「フィルムカメラで撮ったようなアナログ風な色合い」をコンセプトに、若干高めで深みのあるコントラストをもつ画像は、最近のトイデジやデジカメでは満足出来ないという方にオススメの1台である。
チルトレンズの特殊効果は、普通のカメラで写した画像だと、高機能なレタッチソフトを使っても再現することは不可能に近い。
日頃見慣れた風景を、模型のように写して楽しめる、面白いカメラである。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)