中国で営業展開している企業にとって、有益な情報である。インフォブリッジは、中国における「広告に関する調査」の結果を発表した。本調査は、中国三大都市に住む20代~40代男女における各メディア、広告に対する印象の把握を目的としている。
信頼できると思う広告メディアは、全体では「テレビCM」が66.7%で最も高く、次いで「雑誌広告」が42.0%、「新聞広告」が33.3%だった。
地域別では、上海は「インターネット(開心網などのSNS)」が26.0%で他地域と比較するとやや高い傾向にある。
過去3ヶ月以内で、「心に残った広告」の有無は、全体では「ある」が77.0%、「ない」が23.0%と、「心に残った広告」が、「ある」人が多い結果となった。
「心に残った広告」の商品カテゴリについては、「食品・飲料」が42.0%で最も高く、次いで「日用品・化粧品」が18.2%、「デジタル・ハイテク」が15.2%であった。
前問で挙げた広告が心に残った理由については、「デザインが良い」が20.3%で最も高く、次いで「アイディアがある」が17.7%、「雰囲気が良い」が11.3%であった。
リンク/バナー/ポップアップのクリック経験は、全体では「ある」が78.7%、「ない」が21.3%と、クリック経験が「ある」人が多い結果となった。
「百度」の検索広告からの商品購入経験については、全体では「ある」が42.0%、「ない」が58.0%で、約半数弱の人が「百度」の検索広告から商品購入の経験が「ある」と答えている。
地域別では、上海は「ある」と回答した人が36.0%で他地域と比較するとやや低い傾向にある。
都市別に、微妙な違いがあるので、マーケティングを行う企業はセグメント別に広告戦略を練って、最適化を図っていく必要があるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)