エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】どこまで大物? 「たけしさんと、志村さんにおごった」諸星和己。

光GENJIといえば80年代の超人気グループだ。あのSMAPも光GENJIのバックで踊った「スケートボーイズ」にいたことからも今のジャニーズ人気の先駆けともいえるだろう。メンバーの諸星和己は特に人気があったが、彼にはスーパーアイドルらしい常識を超えるエピソードが多いのだ。

同時期にタレントとして活躍した飯島直子の証言では、彼女が飲んでいた店によく諸星が「ローラースケートでやって来た」らしい。街中をローラースケートで走るのはおしゃれでも、飲みに行くのは危険だ。
また、たけし軍団のメンバーがたけしの楽屋を覗くと「諸星が寝転がってテレビを見ていた」というエピソードもある。『殿』と恐れられたビートたけしの部屋でそのようなことができる者は他にいなかったはずだ。

女性関係も盛んで、11月2日に放送されたテレビ「ギブアップ嬢」の中で諸星は当時の状況を「芸能界で誰と電話番号を交換したか多すぎて分からなくなり困った」と語ったほどだ。
ビートたけしは、辛いことも少なくない芸能界を楽しんでいる風な諸星が気に入ったのだろう。楽屋でテレビを見ることも許すほど可愛がったのである。

諸星和己によると最初に銀座の高級クラブに飲みに行ったのは、ビートたけしに連れて行ってもらった時だという。
すると、そのクラブに志村けんも来ていたのだ。志村も合流して飲みだしたのだが、たけしと志村は高級な酒を次々と頼むのである。
「ドンペリとか高級なシャンパンをドカンドカン開けちゃって」と諸星はその時のことを語った。
すると今度は会計する際に、たけしと志村がもめだした。たけしは「年上だからおいらが払う」と言えば志村は「芸能界の先輩だから俺が払う」と言う。
お互いに全く譲らずにキリがないので、諸星が「ちょっと待ってください。じゃあここはボクが払います」と割って入ると「そうか…」と2人ともあっさりと諸星に払わせたのである。
諸星はその時のやりとりはまるでダチョウ倶楽部のネタ「どうぞどうぞ」のようなタイミングだったと冗談を言ったが、「120万円以上払った」という飲み代は一般人にとっては冗談じゃない額だったのだ。

当時すでに大物芸能人であるビートたけし志村けんが、アイドルの若僧に飲み代を出させたのである。光GENJI諸星和己が芸能界で特別な位置にいたことを知ることができるエピソードだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)