水嶋ヒロが「ポプラ社小説大賞」を受賞し賞金2000万円の受け取りを辞退して話題となっている。テレビ「アッコにおまかせ!」では水嶋ヒロに直撃取材してその心境を聞いた。
水嶋ヒロはテレビ「アッコにおまかせ!」を欠かさず見ているらしく11月7日の放送で和田アキ子は、数日前に彼と話をする機会があり「(アッコさんの)コメントに鳥肌が立った」と直接感想を言われたことを明かした。
和田アキ子は水嶋ヒロを役者として高く評価しており『日本で外国に通用する役者になれる数少ない人材』と絶賛したのだ。しかし“本好き”の和田アキ子としては、水嶋ヒロが今回「ポプラ社小説大賞」を受賞したことに関しては「本のことだけは(真相が)よく解らない」と納得できていないようだ。
同番組ではその水嶋ヒロに直撃取材することに成功したのである。
まず、彼に「数ある文学賞で『ポプラ社』へ応募したワケ」について尋ねた。水嶋ヒロは「ポプラ社小説大賞」ではこれまでに大賞について『該当無し』とする年も何度かある点に着目したという。
彼はそのことからポプラ社は「必ずどんな作品にも目を通してくれる」というところを信頼したのだ。
これには和田アキ子も「いろいろな見かたするんだね! 凄いな!」と感心していた。
だが今回の大賞を選ぶにあたり『ポプラ社は編集部の社員13人のみで選考』したという事実がわかると和田は首をかしげた。
彼女は直木賞や芥川賞の場合は外部選考委員も入る選考会が、編集部内部の委員だけで行われたことに疑問を持ったのだ。
「この辺は微妙。本好きの私としては微妙。取り方ですね。私としては微妙」と『微妙』を繰り返した。
また、水嶋ヒロが今回ペンネームを『齋藤智』とした件について尋ねると彼は次のように答えた。
「『水嶋ヒロ』の本名が『齋藤智裕』というのは意外と知られており、気づかれては実力を計ることができないので念押しで『裕』の字をとった」と話した。
彼は実力を計るために自らの正体を伏せようとしたのだ。そのこだわりに和田や共演の芸人たちも感動していた。
今回の受賞作品「KAGEROU」については書店に問い合わせが殺到しているが、ポプラ社はいまだに『刊行時期は未定』の一点張りで、和田はこの点にも疑問を感じていた。
本来は受賞作品について『あらすじ』や発売予定日も公にするはずだが「なんでそれを知らせないの?」と彼女は不満を漏らした。
ところで水嶋ヒロは9月26日放送の同番組で、彼が小説家に転身する話題に触れて『ペンネームを考案した』際も見ていたのだ。
それは、姓名判断により『水嶋ヒロ』を一画多くすべきと鑑定されたのでペンネームを『水嶋ピロ』と「『ヒ』に『○』を付けよ」というものだった。これを見ていた水嶋ヒロは「爆笑しました」とコメントしていた。ケッコウこの番組を楽しんでいるようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)