赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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タイでは不法な妊娠中絶が深刻な問題となっている。バンコク警察は先週、2つの寺院から計2002体に及ぶ袋詰めにされた遺体を発見、これまでに中絶手術を違法に行っていた女と、2人の葬儀業者を逮捕している。
きっかけは、付近住民の悪臭に対する苦情で、政府に堕胎法の見直しを求めたことにある。現在のタイでは、母体に危険が及ぶと判断された場合かレイプによる妊娠である場合を除き、中絶行為は違法とされている。そのため、タイでは多くの少女が秘密裏に手術できるクリニックを探し、中絶を行っている。その後、胎児は火葬を請け負う寺院に引き取られ無縁仏とともに火葬されるという。19日に1654体の胎児の遺体が見つかった寺院では、火葬炉の故障のため、遺体を空き地に埋めていた。
逮捕された2人の葬儀業者は、「遺体を詰めた袋の上からガソリンをかけて臭いをごまかした」と話している。しかし、遺体が多すぎるため埋めるしかなかったという。バンコク警察は先週から4000軒のクリニックを捜査しているが、さらに別の寺院では348体の胎児の遺体が見つかっている。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)