赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
Rank.1
台北県のある彩券店(宝くじ屋)で、机にうつぶせて居眠りをしていた店主と、店主と背中合わせに座ってパソコンを使っていた店主夫人の間を通って店内に侵入し、二人のすぐ傍にあるカウンターから金を盗んだ男がいる。まるで透明人間のようなこの窃盗犯。現場にタバコの吸殻を残していたことから足がつき、21日送検された。
警察の調べに対し窃盗犯の男(46歳)は、「父親が中国での事業に失敗し、家財までが差し押さえられたため犯行に至った」と供述した。警察が店内の監視カメラから犯行の様子を調べたところ、それほど広くない店内で、背を向けて座る二人の間を男が通り抜け、約4分間に及ぶ犯行にも全く気付かれなかったことが分かった。
監視カメラには、男が目の端で夫人の動向を確認しながらカウンターに向かい、中から金を盗み出した様子が記録されていた。男は店を後にする際にも、振り返り二人の様子を観察している。しかし、突然店主の目が覚めても顔色ひとつ変えることはなかった。店主は閉店後の売り上げ集計で2万元が足りないことに気付き、監視カメラを調べて初めて、この衝撃的な泥棒劇を知ったという。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)