トーク番組「さんまのまんま」に出演した山崎まさよしに、明石家さんまが作曲をリクエストした。「ずっと作ってほしいと思っていた」というさんまの熱烈オファーに、山崎は?
山崎まさよしが「さんまのまんま」に出演するのは初めて。面と向かって話をするのも初めてだったようだが、ボケともツッコミともつかない山崎の独特なキャラがさんまはすっかりツボにはまり、「もっとバラエティーに出るべきや!」と太鼓判を捺していた。
そんなさんまは、SMAPがカバーしたことでも有名な山崎の「セロリ」が大のお気に入りだという。「つまりな、人によって好き嫌いはいろいろあるけど、僕は君のことが好きだよって歌やろ? そのままタイトルつけたら、普通は『好き嫌い』とかになるやん。そこをあえて、好き嫌いの分かれる『セロリ』をもってくるところが、俺はたまらなくいいと思うねん。」
“しゃべり”を生業とするさんまは、例え話や言葉遊びが好きなのだとか。そのため、山崎のセンスに以前から惚れ込んでいたようだ。「セロリ」のような歌をもっと作ってほしいと、ここぞとばかりに山崎に懇願した。そこで選んだ題材が、なんとポリエステル。「ポリエステルとか、どうやろ?」というさんまに、山崎は「どういうことですか…?」と首を傾げていた。
「ポリエステルはな、見た目キレイやし丈夫や。でも、そんな高くない。それを女性に例えて『私はあなたが思うほど、お高い女じゃないのよ』みたいな。」というさんまに、「あぁ、『君はポリエステルのような女だね』とか?」と山崎。するとすかさず、「いや、それそのまんまやん! もっと捻って捻って!!」と、さんまの鋭いツッコミが入った。
「ぜひ、好き嫌いの分かれるもので、シリーズで作って!」と、熱くオファーをかけるさんまに、最後は山崎から、生歌弾き語りのプレゼント。さんまの熱い思いを知ったあとに聴く「セロリ」は、いつになく心地よく、深みのある歌に感じた。
(TechinsightJapan編集部 畑中 栄美)