赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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10月23日、南アフリカのクワズル-ナタル州東部でピックアップトラック(通称バッキー:bakkie)とミニバスタクシーが正面衝突、19名が死亡、7名が負傷する大惨事となった。
事故の原因はバッキーの運転手が車線変更に失敗し、対向車のミニバスタクシーと正面衝突したもの。ミニバスには仕事から帰る地方の人々が乗っていたが、ミニバスの前方は運転席がむき出しになるほどペシャンコになっていた。18名は即死、1名は治療を受けていた病院で亡くなり、7名は依然として重体である。
「このような事故で両親、兄弟、子供を失う人々はどんどん増えてきている。毎日通勤している道を運転しているよりも、オーストラリアやイギリスの道を初めて走るほうがずっと安全だ。」と、交通省長も南アフリカの交通事故数の多さに憤りを感じているようだ。南アフリカ道路交通管理局によると、2009年度の交通事故数は1万1千件で死者は1万4千名、そのうちの3分の2は運転手または同乗者、残りが歩行者だった。
ラジオでは毎日のように交通事故で道路が一時封鎖されるという情報が流れる国。また2020年にはHIV感染者よりも年間交通事故死亡者の方が増えるとも言われている国。美しい南アフリカの景色に見とれていると、乱暴な運転手に衝突される危険性は非常に高い。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)