彼女には、なんとも最低な誕生日になってしまった。R＆Bで知られる歌手トニ・ブラクストン。皮肉なことにも、彼女は誕生日に、2度目の破産を迎えることとなった。トニが抱える借金は、実に大きなもの。その金額は、なんと1000万から5000万ドルともといわれている。

「幸せな誕生日ではないけど、私の誕生日ではあるわ。」

こんな言葉をTwitterに投稿したトニ。これまで彼女が築いた資産も、債権者たちへ、ケーキのように分配される運命になりそうだ。あまりの借金の大きさに、首が回らなくなってしまった彼女。ついに、カリフォルニア州へ自己破産の申請をすることになった。

そんなトニの債権者には、ホテルやカジノなどがあがっている。またこれ以外にも、クレジットカード会社や大手メディア会社などをはじめとして、債権者の数はかなりの数にのぼると見られている。彼女にとってファンの数は多いほど嬉しいだろうが、金の借りた相手が多いのは嬉しくない話である。

5000万ドルにも達するというトニの借金。ここまで借金が膨らんだのは、お金の無駄遣いが原因のようだ。600枚にもなるというベッドシーツから、宝石類まで。彼女は高級品を好みお金を注ぎ込んでいたようである。

実は、トニは初めて破産したわけではない。彼女は、1998年にも390万ドルの借金を抱えて自己破産したことで知られている。トニは後に、ファンたちから小切手で金銭的に支援されていたことを明かしている。しかし図らずも、かつてのファンたちによる支援は、無駄になるかたちとなってしまった。果たして、今回もファンたちは支援してくれるのだろうか？

これまでアルバム4000万枚以上の売上げを記録しているトニ。一般人には想像できないほどのお金を稼ぐのが、セレブたちである。しかし、それだけに借金の金額もまた巨額なものとなりがちだ。そんな彼女の破産劇は、ステージでのショーのように、派手なものとなってしまった。
（TechinsightJapan編集部　クローン中山）