2010年の「ベストハウス」に選ばれるのは、どんな家になるだろうか。
株式会社カヤックは今月17日より、同社が運営する家づくりコミュニティ「HOUSECO」にて、「HOUSECO家づくりアワード2010」を開催すると発表し、同日よりエントリーの受付を開始した。「HOUSECO」に登録する建築家3千名が審査員となり、「いい家」が投票により決定する。
「HOUSECO」は建築家住宅のインターネットコンペサイトとして1997年より開設されている老舗サイトだ。株式会社カヤックが運営し、現在は建築家およそ3千名と家を建てたいユーザーおよそ7千名が登録し、国内最大級の「家づくりコミュニティサイト」となっている。
家づくりの悩みや疑問について建築家へ無料でオンライン相談できるサービスや、家の設計案を複数の建築家に対して同時に依頼するウェブ上のコンペなどが人気となっている。また、建築家3122名(2010年9月22日現在)のプロフィールと実績作品や建築家ブログ、施主による家づくりレポートなど、家づくりに有益な情報を公開し、家づくりに関心のある人と建築家をマッチングするコミュニティサイトとして定評がある。
今回発表された「HOUSECO家づくりアワード2010」は、同サイトに登録する建築家が建てた注文住宅が対象となっており、住宅の意匠や機能性だけではなく、施主とのコミュニケーションや家づくりの過程なども加味して、トータルで「いい家」を投票で選ぶ。投票権を持つのは「HOUSECO」に登録する3千名の建築家と特別審査員で、一人一票となっている。
特別審査員は、『モダンリビング』編集長の下田結花氏や、一級建築士事務所「界工作舎」の難波和彦氏など、各方面で新しいライフスタイルを提唱する4名。
エントリーは今月17日より受付開始しており、来月12日に締め切る。集計の結果最多得票を取った家に最優秀賞が贈られ、賞金は10万円。また、優秀賞1作も選ばれ、こちらは賞金が5万円となっている。
審査結果は11月30日に「HOUSECO」のサイト上で発表される予定。応募方法など詳細は「HOUSECO家づくりアワード2010」の特設サイト(http://www.houseco.jp/award/2010)へ。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)