南アフリカのケープタウンにある小学校がある記録を作ったかもしれない。4日で3回も泥棒に入られたのだ。盗まれたものは水道の蛇口や水道管などの金属、食料などで、さらにコンピューターなどの設備も破壊されてしまった。

南アフリカの公立学校教師がストライキを一時取りやめ、学校が通常通り行われるようになった。ストライキ中のカリキュラムをカバーするため、9月末にある2週間ほどの休みがなくなるかもしれないという不安が生徒の間にあるが、学校に行けるという楽しみもある。しかし、ケープタウンのある小学校は4日間で3回も泥棒が侵入しており、授業の進行が遅々として進んでいないという。

学校の設備は一部破壊されており、コンピューターは使用不可、教室の壁は壊され大きな穴が開いている。売ると高く買ってもらえるような水道管などの金属が取り外されている。学校に備蓄されていた給食用の米や缶詰も盗まれ、料理をしようにもコンロが盗まれている。

学校長は学校のセキュリティにかける費用がないのでどうしようもないと述べている。

学校側では修復等に1週間ほどかかると見ており、ただでさえ進んでいない授業がより一層手付かずのままとなってしまう。

ただ泥棒は勉強には関心がないようで、テキストなどの教材は無事だったようだ。
（TechinsightJapan編集部　近藤仁美）