writer : techinsight

HOYA デジタル一眼レフカメラ「K」シリーズ最上位モデル「PENTAX K-5」を発売

HOYAは、機動性に優れた小型で堅牢なボディに、さまざまな撮影表現を可能にする先進の撮影機能を備えるとともに、画質や速度、操作性などの基本性能を大幅に向上したデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-5」を発売する。

本製品は、「PENTAX K-7」(2009年6月発売)をベースに、より快適で多彩な写真表現を楽しめるモデルとして開発された。

撮像素子には高速、低ノイズの新型CMOSイメージセンサーを採用し、高性能画像処理エンジン“PRIME II”との組み合わせで高い解像感と階調豊かな色再現性を備えた、有効約1628万画素の高精細画像と最高約7コマ/秒の高速連続撮影を実現している。

また、ISO80から51200までの幅広いISO感度設定やフルHD(1920×1080ピクセル)サイズの動画撮影も新たに可能となっており、動画撮影機器としての機動性も大きい。

さらに、オートフォーカス速度の大幅な向上や、手持ち撮影も可能になったHDR(High Dynamic Range)機能、パーツ形状の全般な見直しによる操作性の向上など、細部に渡って利便性を高めている。

AF測距用の光学系を一新するとともに、撮影時の光源情報も加味することで、より高精度なオートフォーカスが可能になった最新の11点ワイドAFセンサー“SAFOX IX+(サフォックス ナイン プラス)”(中央部9点はクロスタイプ)を採用。

さらに、AF.S(シングル)モードではフォーカス優先、レリーズ優先のいずれかを、AF.C(コンティニュアス)モードではフォーカス優先、コマ速優先のいずれかを撮影シーンに応じて自由に選択することが可能になった。

また、本体には専用のAF補助光を搭載し、暗い場所でのピント合わせを容易にしている。

視野が広く、ピントや構図の確認がしやすい視野率約100%、倍率約0.92倍(50mmF1.4・∞)のガラスプリズムファインダーを搭載している。

併せて、マニュアルフォーカス時のピント合わせがしやすい“ナチュラルブライトマット III”フォーカシングスクリーンを採用している。

これにより、屋外での視認性や望遠レンズ装着時のホールド性を高め、ユーザーが撮影に集中することを可能にした。

PENTAX K-5 キット、PENTAX K-5 18-55WRレンズキットは2010年10月下旬発売、PENTAX K-5 18-135レンズキットは2010年11月中旬発売となっている。価格はオープンとされている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)