writer : techinsight

ハンズフリーでキーボード入力ができる 音声認識キーボード入力システム「AmiVoice Keyboard」を発売 アドバンスト・メディア

音声認識キーボードは、大量の伝票入力や検品作業など、両手がふさがった状態でのキーボード入力を補助する目的として有用であるほか、障がい者の雇用促進のためのツールとしても役に立つ。

今般、アドバンスト・メディアは、物流・製造・流通現場において、検品入力、伝票入力、検査入力などの際、キーボードを使用することなく声で入力する音声認識キーボード入力システム「AmiVoice Keyboard」を、10月初旬より20万円(税抜き)にて発売を開始する。

本システムはIHIエスキューブの物流・製造・流通市場におけるノウハウをもとにアドバンスト・メディアの豊富な音声認識技術に関する開発・販売実績を元に商品化したものである。

キーボード入力の代わりに音声認識技術を活用することで、キーボード上の数字、英字、ファンクション、コントロールキー、すべてのキー操作を声にて入力を行うことが可能なシステムである。

入力した音声は音声合成機能を利用し、音声出力にて耳で確認できる。また、音声入力の単語のカスタマイズ機能や複数キーの操作を一括で行えるコンボ設定、音量調節機能を備えている。

入力作業の際、声だけでキーボードを操作することができるため、ハンズフリー・アイズフリーとなり、手を使った作業を行いながら声で数字・英字などの入力が行えるようになることで、効率的なデータ入力作業が可能となる。

キーカスタマイズに対応しており、それぞれのキーに対し2個以上の発話コマンドを割り当てることができる。

IHIエスキューブの倉庫管理システムiS-WMSに「AmiVoice Keyboard」が標準搭載され、簡単に数字・英字データ入力がハンズフリーで可能になるため、倉庫検品入力作業の飛躍的な向上が図られることが期待される。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)