今年デビュー25周年を迎えた、“元祖バラドル”森口博子。実年齢が40歳を過ぎた彼女は、若さを失う辛さや体調不良に苦しんだ30代を過ぎて、今は心身共に楽になったという。9月2日の『はなまるマーケット』(TBS系)で森口は今までの芸能生活を振り返り、思い出を語った。
20代の森口博子は歌手活動よりも、トーク中心のバラエティー番組で活躍することが多かった。とはいえ、一応“アイドル”の扱いだったはずが様々な過酷な仕事が舞い込み、当時は言われるまま体当たりで臨んだようだ。
その中でも、特に印象深いコーナーに「雄ロバを口説く。」というものがあった。題名だけ聞くと、“番組として、成り立つのだろうか?”と思う内容だ。その時の森口は、ヒョウ柄ワンショルダーの肩出しミニドレスを着せられ素足という格好。どうやって口説いたかというと、雄ロバの耳元で「ロバリン♪」と囁き息を吹きかけた。すると雄ロバは、興奮したように(?)もの凄いスピードで走り去った。それを見た番組プロデューサーは、大喜びだったという。
若いからこそ指名された仕事や、引き受けられた仕事もあっただろう。しかし30代になると男性から“おばさん”扱いされ始め、仕事は新人でもなくベテランでもない中途半端な状態。体調も悪い日が続き、死にたいと思ったことさえあったと話す森口。
だが今は「体のたるみは、女としての生き様の表れ。」と思い開き直ったら、楽になったという。彼女は中学の大先輩であるタモリから、「女は40代から。」と昔から言われていた。そして「“若さ”という輝きが失われた時、どんな人生を歩んできたかが顔や体に出てくる。それがその人の、本当の姿だ。」と彼女を諭していた。30代の終わりに森口が雑誌で披露したセクシーショットをタモリに見せると、「ほら40歳になったほうが、イイ女になった。」と褒めてくれたそうだ。それが本当に嬉しくてたまらなかったと、彼女は話していた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)