今、富士山がアツイ。記者の携帯電話にも「富士山に登って来たよ~」と御来光の写真つきメールが届いた。登山と言えば一昔前は中高年や体力のある男性というイメージだったが、最近は若い女性にも人気が出ているそうだ。来月16日には富士山五合目で植樹祭も行われるという富士山。なぜ今、人気急上昇なのか。その理由に迫る。
富士山登山が年々ブームになっている。環境省の統計によると、昨年度に富士山八合目を訪れた登山者数はおよそ29万人で、5年前と比べると9万人以上増えている。今年も山梨県側の統計だけで既に登山者は25万人を超えており、過去最高数に迫る勢いだという。
富士山登山の人気に火がついた要因は「女子」と「涼」だ。昨今は健康志向と相まって、若い女性が仲間内でジョギングや登山などに参加するケースが増えており、富士山においても3年前に山小屋組合が女性専用の更衣室を設けたり、全山小屋に新型のトイレを設置するなど、女性登山客のニーズに応えてインフラ整備を行っている。
さらに、記録的猛暑となった今年は、遊園地やバーベキューなど身近な外遊びレジャーが敬遠され、山頂の涼を求めて富士山登山に乗り換えた人が中高年グループや家族連れを中心に増加したとみられている。
こうしたニュースは既に耳にしていて、「山に登りたいけど今は混雑しているしなぁ…」とためらった人も多いのではないか。そんな人に朗報だ。来月16日に、「第3回foreca富士山植樹祭」が開催される。
これは紙資源を有効活用したオリジナル名刺やカードの印刷サービスを通じて植樹活動をサポートする株式会社フォレカが主催し毎年実施されているもので、今年で3回目となる。
株式会社フォレカでは、「印刷でやむを得ず発生してしまう残り紙をなんとか有効活用できないか」という印刷会社の悩みを起点に、印刷の工程で発生した「残紙」という資源を有効活用。オリジナル名刺、カードを作成する「Foreca」というサービスを実施している。また、その売り上げの一部を植樹活動へ寄付して新たな紙資源を生み出している。
「Foreca」は、サイト上で無料の会員登録を行うことで、企業に限らず個人でも気軽に利用できるのが特長だ。多数のデザインの中から気に入ったデザインを選び、氏名など必要な情報や、ペットの写真などのデータも入れて、オリジナルの名刺やバースデーカードなどを簡単に作成できる。結婚式や卒業シーズンなどにも重宝であり、会員数は現在1000名を超えている。
この「Foreca」の理念を具現化するのが、富士山植樹祭だ。都会ではなかなか体験できない植樹活動は、「地球にチョット良い事をしたな」という気分にさせてくれるということで、参加者から毎年好評を得ているという。
株式会社フォレカでは今年も、「foreca」会員の中から抽選で20名をこの植樹祭に無料招待する。家族や友人と一緒に参加することもできる。
植樹祭は富士山ナショナル・トラストの協力のもと、10月16日(土)に富士山登山口・新五合目付近で実施される。参加者は朝7時半に東京駅に集合し、午前は植樹の説明を受けた後に現地に到着。準備を行い、午後に植樹を実施する。終了後は人気の御殿場アウトレットに立ち寄り、ショッピングも楽しめるという。
応募は「foreca」のサイト上にある専用フォーム(http://foreca.jp/)にて受け付けており、今月22日締め切り。集合場所までの交通費は自己負担で、その他の参加費は全て無料となっている。この機会に「foreca」を利用し、富士山植樹祭に応募してみてはいかがか。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)