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スクウェア・エニックスはXbox 360向けに『ファイナルファンタジーXIII アルティメットヒッツインターナショナル』を発表した。1年経たないうちに大人気作が安価で発表された今回の事態。2010年12月16日の発売が発表されたが、もはや発売日には怖くて買えないユーザーもいるのではないだろうか?
「FFXIII」は昨年12月にプレイステーション3で発売。国内でPS3ソフト最多となる180万本以上を出荷した。今回のXbox 360版では音声は英語のみとなっており、日本語字幕にて対応。戦闘バランスを見直したイージーモードも追加。Xbox 360で使用されているメディアはブルーレイより容量の少ないDVD-ROMのため、PS3版では1枚だったものが3枚組となっている。また、未公開資料などを収録したブックレットの特典もつけて価格は4980円(税込)となる。
さて、今回のように大きな追加要素や変更点がないものを完全版と呼べるかどうかはともかく、1年足らずで安価で手に入るという廉価版や、多くの要素をプラスした完全版はユーザー側にとってはなんとも落ち着かないところ。発売日にプレイはしたいけど、そう遠くないうちに追加要素を収めた廉価版が発売されるという、もはや当たり前となったこの商法はゲーム業界にとってプラスと言えるのだろうか? メーカーの様々な事情はお金を払って買うユーザー側にすれば正直関係ない。メーカーにはそのタイトルその1本に全力を込めた想いで発売してもらいたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 林 裕之)