目だった活動はなくても『元気を出して』などのスタンダードナンバーを生み出してきた竹内まりやはJ-POPを代表する女性歌手として存在感を保っている。子育てと夫・山下達郎の制作活動のサポートなどで表舞台に出ることがなかった彼女が今年、実に10年ぶりとなるLIVEを開催する。

2000年7月、竹内まりやは結婚以来18年ぶりにLIVEを行った。1982年にミュージシャン山下達郎と結婚してからは作詞作曲活動に絞っていたのだ。
以降も夫・達郎や他のミュージシャンのLIVEにゲスト出演することはあっても自らのLIVEは行っていない。
数々のヒット曲をもつ彼女の歌をLIVEで楽しみたいファンも多いことから、あえてそれを行わない彼女に対して「夫がLIVEを止めている」、「夫に（自分が売れる為に）遠慮している」などの噂も出たほどだ。
それに対して竹内まりやは「誰がなんと言おうとやりたくなったらやる」と答えている。

そして8月29日（日）放送のラジオ番組「山下達郎のJACCS CARDサンデーソングブック」にゲスト出演した彼女は自ら今年12月にLIVEを行うことを発表したのだ。
しかもLIVEハウス規模のものではなく、日本武道館と大阪城ホールで行われオープングアクトをセンチメンタル・シティ・ロマンスやBOXが務めるという本格的なものだ。

2000年のLIVEを収録したアルバム「Souvenir」にちなんで今回のLIVEは「Souvenir again」と名づけられている。
山下達郎のゲスト参加も大いに可能性があり、ファンにとっては年末に大きなプレゼントとなりそうだ。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）