前日のAKB48チームKからの紹介で「笑っていいとも!」に登場したのはAKB48チームAの16人だった。タモリに紹介されて篠田、高橋、前田、小嶋の4人が登場すると会場から大きな歓声と拍手が沸き起こり、続けて全員が登場するという演出で始まった。
AKB48チームA16人でヒット曲「ポニーテールとシュシュ」を歌うとタモリを囲んで挨拶して盛り上げた。「笑っていいとも!」のテレフォンショキングの枠をパフォーマンスを織り交ぜて無駄無く使うAKB48の姿勢にはいつも感心させられる。
司会のタモリも昨日18日に続きこの日も16人の女の子から囲まれて「いい眺めだね~」と頬が緩みっぱなしだ。
AKB48は現在『AKBがやって来た!!』の全国ツアー中で昨日はチームAが大阪で公演しており、今日はチームBが大阪というようにチームで分担してツアーしているのだ。
最前列には小嶋陽菜、篠田麻里子、前田敦子、高橋みなみそしてタモリが座りその横と後ろに他のメンバーが並んだ。
先日のチームKからのメッセージは「チームKは見事タモリさんストラップをGETしたので続いてチームAもGETしてね」というものだった。
チームAは高橋みなみがキャプテンでタモリからキャプテンの役割について聞かれると、特に思い当たらないが「円陣を組んで掛け声をかける」ことくらいだと答えた。
タモリは「それだけ?」と拍子抜けすると、今度はキャプテンは選挙で決まるのかを尋ねると昨年のコンサート「組閣まつり」で新チーム編成が行われてそれと共に決まったと彼女らが説明した。
高橋みなみがキャプテンについては選挙でなく「大人の方(かた)が発表した」と付け加えると、篠田麻里子が「(大人の方は)秋元さんです」とフォローした。
それを聞くとタモリは「秋元ちゃんとは長い付き合いだよ。学生の頃から知ってるんだ」と話して彼女らを驚かせた。
そんなトークをしている間に時間は過ぎて『100分の1アンケート』のコーナーがやって来たのだ。会場の女性100人のうちにアンケートに該当する者がちょうど1人だとタモリストラップがもらえるというものである。
キャプテンの高橋みなみは2つの問題を用意していた。
「AKB48のオーディションで最終審査までいった方」と「広島・大阪で2日間コンサートしたが2日間とも来てくださった方」の2つでどちらにするかを悩んでいたのだ。
メンバーらも意見が分かれて「コンサートの方だと思う人?」と高橋が挙手させるがこれも半々で参考にならない。
タモリが「どっちだ? キャプテンの責任だこれは!」と決断を促すとキャプテン高橋みなみが「コンサートにします!」と低音でしかしハッキリとした声で決定した。
そしてアンケート結果は見事に『1人』だったのだ。AKB48のみんなが飛び跳ねて抱き合いながら喜びを分かち合った。
ところがそんな中で高橋みなみだけは中腰状態で涙をボロボロ流して泣いていたのである。
タモリがそれに気づき「どうした? 泣いてるよ…」と声をかけると、高橋は手で涙をぬぐいながら「良かった~! タモリさんがキャプテンの責任なんて言うから…」と泣きながら答えたのだ。キャプテンとして相当プレッシャーに感じていたようだ。
トークの中でタモリからキャプテンとして何をしているかと聞かれたことや、そして何よりチームKのメッセージが頭に残っていたに違いない。
このアンケートの「1人」は若い女性で、AKB48に手を振って感動を伝えていた。彼女は広島、大阪とAKB48のコンサートに行き、そして3日目の今日はスタジオアルタでAKBを見ることができ、おまけにアンケートに該当したのである。かなりの幸運といえるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)