スマートフォンの人気が高まるにつれて、ガラパゴス携帯と呼ばれる日本の携帯電話とはユーザーの棲み分けが進んでいる。スマートフォンは自分でカスタマイズするPC的な使い方なのに対して、日本の携帯は必要なサービスは自動で配信してくれるお手軽さが魅力である。その筆頭ともいうべきドコモのiコンシェルにおいて、Twitterのつぶやきを自動配信してくれるサービスが登場した。 すでに多くの導入実績があるiコンシェルASP「pop info」である。

本サービスは、アイリッジが提供するiコンシェルASP「pop info（ポップインフォ）」を利用したサービスで、Twitterのつぶやきをiコンシェルに自動配信することができる。

また、ハッシュタグの利用により、特定のつぶやきのみをiコンシェル配信させることが可能である。

本サービスを利用することで、既にTwitterで情報配信をしている企業が、iコンシェルを利用した情報配信を、配信業務の負担を増やすことなく簡単に行えるようになる。

ユーザーの携帯電話の待受画面にポップアップで情報配信する「インフォメーション配信ASP」や、ユーザーの位置情報連動型情報配信の「オートGPS配信ASP」ユーザーの携帯電話の予定表に直接キャンペーン情報等を登録・自動更新する「iスケジュールASP」などが利用できる。

ASP形式での提供のため、自社でのシステム開発は不要で、最短1週間で導入可能である。

スマートフォンは、基本的にアプリケーション起動型の使い方で、常駐サービスによる自動配信系は、iコンシェルに比べて見劣りする面がある。今後ガラパゴス携帯とスマートフォンがどのように普及していくかを見守る上でも、意義あるサービスと言えるだろう。
（TechinsightJapan編集部 真田裕一）