日本HPは、個人、家庭用途向けに、デジタルデータを簡単に管理、共有できるホームサーバー「HP MediaSmart Server EX490(エイチピー メディアスマートサーバー、以下MediaSmart Server)」を発表した。
インターネット経由で自宅のサーバーにアクセスして、音楽ファイルを再生することも可能。ワンタッチで家庭内のPCをフルバックアップするなど、便利な機能が搭載されている。
「MediaSmart Server」は、家庭内ネットワークに接続したPCの動画、音楽、写真ファイルを集約し、ゲーム機や携帯電話など多彩なデジタル機器からサーバー内のコンテンツが楽しめる、Windows Home ServerとHP独自アプリケーションを搭載したホームサーバーである。
Macとのデータ共有やバックアップ、iPhone/iPod touchによるリモートアクセスへの対応と指定ファイルのサーバーへの自動コピー、再生デバイスに合わせた動画ファイルの自動コンバートなど、HP独自の機能を多数搭載している。
ひとたびサーバーに取り込んだデータは、ゲーム機と大型テレビによる動画のストリーム再生、外出先からリモートアクセスによる音楽再生など、多彩な方法で活用可能となっている。
デスクトップPC用インテル Celeronプロセッサー(2.2GHz)と2GBメモリの搭載により、Atomプロセッサー搭載製品と比較して、より優れたパフォーマンスを提供する。
また、ミニタワー型PCと比較して約1/3以下のコンパクトな筐体は、冷却性に優れたメッシュパネルを使用しながら、騒音レベル30dBの静音性を実現している。
ハードディスクドライブは、標準搭載の1TB Serial ATA HDD(7,200rpm)に加え、最大3台まで増設可能(計4台)である。増設HDDの装着は、専用トレイにはめ込むだけで、ネジやケーブルは不要である。
「MediaSmart Server」は、家族全員でエンターテインメントを楽しめるホームコンピューティングの核として、複数のWindows PCやMacのデータを一元化して管理するファイルサーバーとして、幅広いニーズに応えられる。
製品のHP Directplus価格(税込)は49,980円。販売開始日は2010年7月23日となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)